【第1部】では、LGBTについての基本的な知識や学校教育の現場での事例を紹介するとともに、住まいや結婚、シニアライフなど各分野で活動している方々から、LGBTの暮らしの現状と課題、実際に行っている取り組みなどを紹介します。
永易 至文
特定非営利活動法人パープル・ハンズ事務局長、行政書士
1966年、愛媛県生まれ。1988年ごろよりゲイのコミュニティ活動にかかわりはじめるとともに、フリー編集者・ライターとして、性的マイノリティやHIV陽性者の暮らし・老後などについて多数執筆。2013年には行政書士およびFPの資格を取得し、東中野さくら行政書士事務所を開設。また同年にNPO法人パープル・ハンズを設立し、さまざまな生きづらさをかかえる性的マイノリティの「安心できる暮らしと高齢期」をつくりだす活動に取り組んでいる。
田辺 貴久
株式会社リクルート住まいカンパニー、SUUMO副編集長
住宅・不動産購入や売買をサポートする情報サイト「SUUMO」の副編集長。「東京レインボープライド2017」に参加するなど、LGBT当事者がより住みたい家さがしをスムーズに実現できる社会の実現を目指して取り組んでいる。
七崎 良輔
合同会社Juerias LGBT Wedding
1987年11月10日生まれ。天真爛漫な性格と持前の存在感で、メディアや地域活動などフィールドを広げながら、時代を切り開くために活動。また2015年9月、公正証書パートナーシップ契約を結んだ夫と共に「LGBTコミュニティ江戸川」を立ち上げ、さらに活動の幅を広げている。
ショウ
公立小学校の教員を務める一方で、自身がLGBT当事者であることからLGBTと教育の問題に関心を持ち、東京レインボープライドなどLGBT関連の活動に積極的に参加している。また国際的な教育問題にも関心をもち、途上国の学校で多数の取材経験をもつ他、「チャイルド・ファンド・ジャパン」の里子支援活動など、教育問題について幅広く取り組んでいる。本セッションではLGBTに関する基礎知識を紹介。また教育現場での体験をもとに、LGBT教育の課題や子どもたちの意識について、現役の先生の視点から言及する。
会場ではLGBTのテーマに取り組んでいるNPO法人や企業など、さまざまな取り組み事例を展示いたします。ビジネスや社会問題など、幅広い視点でご覧いただけます。
パナソニック株式会社
個人を尊重し、その個性を認め、活かすダイバーシティ経営の一環として推進するパナソニック㈱のLGBTへの取り組みを紹介。
ライフネット生命保険株式会社
ライフネット生命では、2015年11月から死亡保険受取人の指定範囲を拡大し、同性のパートナーを指定することが可能となりました。ライフネット生命のLGBTに関する取組みを紹介します。
合同会社Juerias LGBT Wedding
LGBTカップル向けにウエディングのプランニングを行ったり、公正証書作成などの法的サポートを行っている同社の活動を紹介します。
Rainbow Memory
LGBT当事者のご葬儀・お墓・ご法事など仏事全般やシニアライフをサポートする同団体の活動を紹介します。